POPPOのマイホーム建築日記 No.015 ハウスメーカー 選定編
「株式会社 藤和」間取りプラン1
我が家では、間取りを考えて行くに当たって、まず建物の大きさ(延べ床面積)を決めておいて、その中に、いかに配置して行くか、と言うことをしていた。
実を言うと、「3Dマイホームデザイナー」を買い込んだのだが、一軒の家を完成させるのは結構手間で、結局、大筋で考えるときは、方眼紙に何枚も書いた方が良かった。
(百分の一で考えれば、1センチが1メートルですから、部屋の広さもつかみやすい。)
嫁さんには、
「素人がいくら考えたところで、本職にかなうわけがないのだから…。」
と、言われつつも、まあ、無駄ではなかったと思う。
自分の考えたプランの欠点を探して行くことで、人の考えたプランの欠点を見つける「感」みたいなものが養われるのだ。
たとえば、嫁さんの書いたものに対して、
POPPO「それじゃあ、光の入る場所がないから、そこは、真っ暗だ!」
嫁 「おお!!」
と、言った、具合。
で、実際良いプランが出来たかというと…。
「012 我が家を建てるための要望書」を元に考えて行くと、どうしても収まりの悪いところ、変に削れてしまうところ、もしくは、妙にでかい家になってしまう。
と、言うわけで3/23に「藤和」が持ってくることになっているプランを実に楽しみにしていたのである。
3/23
本日、僕は、休み。
(休日がシフトする仕事なので毎月休みの曜日がずれて行く。これが、結構、嫁さんと予定を合わせるネックになる。)
嫁さんは仕事。
僕は、とっとと、子供達を保育園においてくると
NIFTYのFMYHOMEでYさんに教えていただいた専門誌「建築知識」(3月号)に引き続き買い込んだ4月号で研究にいそしむ。
「やっぱり、難しい!!」
専門書なのだから、難しくて当然なのだが。
でも、コンピューター雑誌と一緒で読み続けていればそのうち分かり始めると信じて読み続けることにする。
「藤和」のMさんから電話が入る。
昨日も、電話を貰っているのだが、僕は、仕事、嫁さん、子供は実家に行っていたので、留守番電話だったのだ。
嫁さんが仕事から帰ってくるのが5時少し過ぎの予定なので、6時少し前に来て貰うことにする。
そして、そこそこ主夫業(?)をこなす。
掃除(僕は、あまりしなかったりするけど、まあ、人が来ると言うことで。)
洗濯(昨日の休日は仕事の僕をおいて嫁さんと子供たちは実家に行っていたので2日分だ。)
子供達を3時半頃迎えに行ってから、彼らを連れて近所のスーパーに買い物行く。
そして、夕食の準備。「藤和」の人が帰った後、すぐ食べられるように、今日は肉ジャガ。
嫁さん、予定通り5時少し過ぎに帰宅。
6時少し前、「藤和」のMさんから電話。
「すみません、15分ぐらい遅れます。」
確か、前回も、そうだった。
今日と言い、前回と言い確かに道が混む要素(今日は連休明けだし)の多分にある日なのだが…。
嫁さん曰く、
「何度もこうだと、ポイント落ちるぞ!」
まったくだ。
さて、待ちに待った間取りプランの到着!
(失礼、営業のMさん、設計士さんの到着。)
前回は設計部長さんだったが、今回は、担当になる設計士Tさんが、初お目見え。
ガタイのいい、穏和そうな人だ。
早速、プランを見せて貰う。
「おお!」
やっぱり、餅は餅屋。
本職は違う。
階段を家のど真ん中に持ってくることは、僕には思いつかなかった。
そうすることで、階段の裏側で、キッチンとランドリースペースが繋がるのだ。
嫁さんと二人で、間取り図をしげしげと見る。
まじまじと見る。
一生懸命見る。
大筋で、難点は見つけだせない。大したものだ。
ふと見ると、LD(リビング・ダイニング)に床暖房と書いてある。
POPPO「これは?」
T 「場合によってはFFファンヒーターと、ご要望にはあったのですが、やはり、
壁に穴を開けるというのは、高気密高断熱の家では…。と、言うことで、ま
あ、ご提案と言うことなのですが。」
POPPO「なるほど、どういうタイプですか?ランニングコストかかりますよね?」
T 「えーと、深夜電力を使うタイプもあります。」
POPPO「お湯を通すんですか?石に蓄熱するとか?」
T 「えーと、(Mさんに向かって)どういうのでしたっけ?」
(オイオイ!どこが、提案なんだ?)
POPPO「ところで、浴室からのダクト換気で、ダクト内に入った湯気で、カビが出る
ことはないんですか?」
T 「聞いたこと、無いですね。」
POPPO「今住んでいるこのアパートでは、天井換気扇からダクトで排気しているんで
すが、換気扇の中は、結構、カビがつきますけど。」
T 「…。」
POPPO「ところで、先日言っていた空調の加湿器のことなんですけど。」
M 「この前の説明では、だめですか?」
(オイオイ!資料もって来るんじゃなかったのかい?)
POPPO「水を蒸発させると、カルシウムが残ったり、ゴミもたまると思うんですけ
ど、メインテナンスがどうなのか気になるんですが。」
M 「…。」
POPPO「ダイキンのだと、自動で、透湿膜に水を逆流させて、掃除してくれるらしい
んですが。」
T 「エーと、ダイキンを使おうと思ってたんですが。」
(オイオイオイ!確か、「藤和」SEAの標準仕様では、松下電器だったはず。)
とりあえず、間取りは悪くないので、貰った間取り図をじっくり検討した上で、10日ほどしたら、また連絡すると言うことになった。
実際、細かいところを見れば、ドアを開けると他の出入り口とかち合うとか、子供の部屋にベットを置こうとするとそれだけの壁がないとか、対面キッチンからLDへの通路が、80センチぐらいしかない、とかあるけれど、まあだいたい変更可能なことだし。
最初のプラン提示って、こんな感じなのだろう。
でも、MさんもTさんも、ちょっと、頼りないなぁー。
そう言えば、前回の設計部長さんは、まめにメモを取っていたけど、今日は、二人とも、全然メモを取らなかった気がする。
ムムムム?