POPPOのマイホーム建築日記 No.021 ハウスメーカー 選定編

「近代ホーム」建築現場見学

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この日、「近代ホーム」のEさんの「うちは、構造が他とは違います!」という言葉に誘われて、建築中の現場を見学させて貰うことになった。

はじめは、僕だけの予定だったが、僕は義父を誘って一緒に行くことにした。

義父は、職人さんとして仕事をずっとしてきた人だ。
物を作るということに関する目は、間違いない。

それに、義父は、2軒目の家を三年前に木軸で建てている。
「三軒目の家でようやく思った通りの家が建つ」と言われていることでもあるし、僕とは違った視点で見て意見してくれることを期待したわけだ。

それに、義父は、我が家の地主でもあることだし。

予定していなかったが義母も嬉々として一緒に行くという。
まあ、基本的にそう言うことの好きな人だから…。

近代ホームに着く。

現れたのは前回のEさんではなく、年輩の人だった。

なんと、渡された名刺を見ると、社長さんだ。

実は義父とは同じ名字の上に、お互い九州出身と言うことで、しばらく話が盛り上がる。

その後、義父母は初めてと言うことで、懇切丁寧にFP工法、近代ホームという会社とそのものづくりの考え方を説明してもらう。

「結露がない」「床が冷たくない」などの説明にしきりに義母は感心している。
(義父母の家は、普通の在来工法なので、家の中の温度差も大きいし、結露も結構でるらしい。)

その後、体験ハウスに連れていってもらう。

義母は早速靴下を脱いで床の温度を確かめている。
床が冷たく感じないことを納得したようだ。
義父はリビングにおいてある土台と壁のカットモデルをしげしげと見ている。
社長の説明には僕も含め三人とも、納得できることが多い。

POPPO 「この家の換気は、第一種換気ですよね。」
社長   「そうです。でも、今は、第三種換気をおすすめしています。」
POPPO 「熱交換機を使った方が、冷暖房に関しては有利なのではないですか?」
社長   「いちおう、そう言うことになっていますが、実際、比較してみるとそれほどの差はでないのですよ。それなら、構造、工事が単純な方がよいですからね。」
POPPO 「この体験ハウスのように、大きな吹き抜けがある家だと良いかもしれませんが、例えば、二階が個室になっていたりすると、温度差が出やすいのではないですか?」
社長   「物の熱という物は、均一になろうとしますから、FPの家のように全体を一つの物として断熱してやると、暖房の場合リビングに一台暖房機を置くだけでも部屋ごとの温度差は一度から二度ぐらいしか出ません。ただ、冷房の場合は、基本的に熱のこもりやすい構造なので各部屋にクーラーを付けてやるのがよいでしょう。もっとも、普通の物より小さい物で十分なのですが。」

んんんん。もっともな気もするが。

C値とQ値も、聞いてみる。

近代ホームで最近建てた家のC値は0.3~0.9、平均で約0.6。Q値はなんと、1.2だと言う。

実際、近代ホームで建てたオール電化の家の電気料金の明細を見せて貰う。

32坪の家で一ヶ月の電気代が深夜電力(給湯、蓄熱暖房)と合わせても、2万円を超えることはないのだ。

今のアパートの広さ、現在の光熱費を考えると、ちょっと驚く数字だ。

社長直々の運転で、建築現場に連れていってもらう。

その道すがら、なぜ、2×4でなく軸組工法なのかなど、いろいろな話を聞かせて貰ったのだが、全部書くと大変な量になりそうなので、省略。

建築現場に着く。一通り、FPパネルが入れられた状態で、屋根断熱の吹きつけをしているところだった。

吹きつけというと、僕はもっとペンキを塗っているときのような強烈な臭いを想像していたが、実際は、気になるほどの臭いはない。

梁は、さすがに自慢するだけのことはあって、ちょっと見ないようなごつい物だった。

それに、床のFPパネルに穴を開ける部分、つまり柱の部分、配管の出ているところの廻りにはしっかりウレタンが吹き込まれテープでシールされている。

FPパネルは柱の間隔が2ミリずれても入らなくなるので、嫌でも構造体の精度は上がるそうだ。

二階の床もまだ、表面の床材と防震のゴムシートが張られる前なのに、実にしっかりした作りで、義母は感心していた。

全体的に細かいところまで、実にしっかり作られているという印象を受けた。

義母は、すっかり近代ホームの家が気に入ってしまったようである。
建てるのは、うちなのだが。

義父はあまりコメントしなかったが、僕が近代ホームを数あるメーカーから選択した理由を納得したようであった。

近代ホームではプランニングをする前に外注で地盤、測量を行う。
この料金が10万円。

この料金が無料だというメーカーの場合、実際作らない人もいるわけで、発注した人がその分まで負担することになる。
それを考えると施主によけいな支出をさせないと言う考えから行くと、契約前の必要経費を払うと言うことは正しいと思う。

さて、この10万円を払ってスタートするか、否か。

※ 「C値」とは
隙間相当面積(すきまそうとうめんせき)で、家の気密性(隙間の量)を示す指標。
家全体にある隙間面積(cm2)を延べ床面積(m2)で割ったもので、単位はcm2/m2
この数字が小さいほど家の気密性が高いということ。

※ 「Q値」とは
熱損失係数のこと。この数値は、住宅の断熱性能を数値的に表したもの。。
熱損失係数は、外壁や天井・床などの各部位の熱の逃げる量(熱損失量)を計算し、各部位の熱損失量を合計したものを延床面積で割って計算する。
この数字が小さいほど家の断熱性が高いということ。
(「熱損失係数」は計算が複雑)

次世代省エネルギー基準(じせだいしょうエネルギーきじゅん)、もしくは、住宅の省エネルギー基準(じゅうたくのしょうエネルギーきじゅん)とは、1999年3月に、建設省により改正された日本の断熱化基準の通称である。(ウィキペディアより)

このブログを書いている2019年時点での、住宅の省エネ基準に関して、他にも様々な基準値、数値が付加されているが、2000年当時、家の気密断熱性能・省エネ性能に関しては、このC値とQ値が判断材料であった。