POPPOのマイホーム建築日記 No.087 マイホーム工事編
5月14日 フローリング工事
休日はPOPPO夫婦は朝寝坊である。
子供達は、見たいテレビがあるそうで朝7時だか7時半だかに起き出す。
で、子供達はお腹が空くと、親を起こしに来るのだ。
そんなこんなで、遅い朝食後、昼近くに現場に向かう。
POPPO 「オオー!!」

南面の外壁も塗り終わっている。
さすがに、日曜は大工さんもお休み、と思いきや…
Bさんは、飾り天井の部分に石膏ボードを張っているところだった。
一階天井は石膏ボードをほぼ張り終わっていて、防音のためのグラスウールは階段のところで少し見えているだけだ。
その様子を見たり、表に出てあらためて外壁を眺めてみたり。
(やっぱり、外壁、ちょっと派手だったかなぁ?)
先日差し入れに買っておいた缶コーヒーの残りが少ない。
Bさんにリクエストを聞いてみると、お茶がよいとのこと。さっそく、買い出しに行く。
戻ってくるとBさんは一階の床を箒で掃除している。
そして、フローリングを貼る準備を始めた!!

思い切って奮発した無垢のオークだ!!!!
まず、床にロールになった茶色い紙を敷く。
ロウをコーティングしたような片面がつるつるした紙だ。
POPPO 「それは、やっぱりフローリングの泣きを防ぐためですか?」
B 「うーん、表に貼ってあるタイベックみたいに床下からの湿気を防ぐらしいよ。本当にそうなのかは見たことがないから分からないけど。(笑)」
Bさんは何箱かのフローリングを箱から出して床に置く。
ここで、お茶の時間となる。
Bさんは、POPPO夫婦にいろいろな話をしてくれる。
けっこう裏話とかもあって、実におもしろい。
POPPO 「無垢のオークはもっと色がばらついているかと思いましたが、そうでもないんですね。」
B 「いや、並べてみると木目の違いとかでけっこう違って見えるよ。」
確かに、何本か並べてみると一本一本が違う。
床のフローリングの話をいろいろ伺いながら、POPPO夫婦もBさんも「やっぱり無垢がいいね。」と意見が一致する。
B 「オークもいいけど個人的にはメイプルが好きだな。」
POPPO 「???」
B 「まあ、壁紙にもよるんだけど、部屋が明るくなるんだよ。だから、特に奥の方の部屋に使うといいよ。」
なるほど。うちのオークはナチュラル仕上げだが、メイプルは確かにそれよりもまだ明るい色だった。
でも、POPPO家にはメイプルはちょっと上品すぎて不似合いのような…うん、オークでOK。
Bさんは、フローリングの板をとっかえひっかえして(曲がり具合とか目の方向を見ているようだ)何本か選んで置いてから、床に打ち付け始めた。
一番端の列は差し金で細かく計りながら隠し釘のような物と、床用タッカー(と、箱に書いてあった)で固定する。
POPPOはここで、実験を試みることにする。

そう、断熱用ウレタンの燃焼実験だ。
(危険ですので、まねしないでください。)
試験材料は浴室床下に施工された現場発泡ウレタン(壁に使われた物と同じ)をむしり取ってきたもの。
着火する道具は、バーナーのように火が出るライター(ターボライターって言うヤツ?)
では、着火!
ウレタンは赤っぽい炎を出して燃えているように見える。
火が遠いと不完全燃焼を起こしているかのように黒い煙を発生した。
あくまでも僕の主観だが思っていたより臭いはひどくない。
(ビニールを燃やしたときの方が臭う気がする。)
やがて縮んで行くような感じで表面が炭化していく。
ライターの炎を遠ざけるとウレタンが燃えていると思われた火はすぐに消えた。
と、言うことは石膏ボードと外側の構造用合板、縦に入っている2×4材に囲まれた断熱ウレタンが燃え出すのは、2×4材、または構造用合板が炎を出し、燃え始めてから、と言うことだろうか?
しかも、燃えて穴が空いてからか?(でないと、酸素が供給されないし。)
だが、燃え出さなくても高温に加熱されたら有毒ガスが発生するかも知れない。
ウーン、このあたりは専門家じゃないので分からない。
とりあえず、POPPO家の家訓。
「壁が燃え始めたら、消そうと思うな、まず逃げろ!」
夕刻、「青いおうちを見に行こう!!」という次男を連れて再び現場へ。
フローリングを貼り始めてから、2時間ほど経っているか?
だが、一階床全体から見ると、それほどの面積が貼れているわけではない。
何しろ、何本かまとまったように見える幅の広い合板の物と違って、無垢のオークのフローリングは5センチぐらいの巾の物を一枚一枚貼って行かなくてはならないのだ。
たしかに、これは大変だ。
Bさん、本当にご苦労様です。
いろいろ注文も多いですが、よろしくお願いします。