POPPOのマイホーム No.137 外壁再塗装の記録
コーキング 2
もう一点。
よく、コーキング部分だけ黒く変色してしまっているお宅を見かけるが、あれは、ノンブリートタイプのコーキング剤を使わなかったがために、塗料との化学変化を起こし、表面に汚れが付着してしまっているからなのである。
コーキングは、時間と共に痩せてくるものであり、また、温度変化による伸び縮みも塗料とは違うのである。
と、言うことは、コーキング部分の塗料はいずれひび割れてくると思って間違いない。
そうなった場合、今回の我が家のように濃い塗装色を選択した場合は、コーキングが明るい色だと、目立ってしまうことになる。
今回、朝倉さんが使うコーキング剤は2液混合タイプのポリウレタン系である。
このコーキング剤はノンブリートタイプである。
しかし、元の色は明るいグレーである。
いずれ、ひび割れることを考えると、塗装色に近い色の方が望ましいのだが・・・
2液混合タイプのコーキング剤に顔料を混ぜて色をつけることは可能だという。
だが、メーカーに問い合わせたところ、着色した場合はノンブリート性能が低下するであろうとのこと。
どちらを選択するか、難しいところではあるが、今回は、着色しないという選択をした。
これに関しても、今後の変化のご報告をお待ちいただきたい。
コーキング
増し打ち
コーキングすべき部分でも、突き合わせ(接合部分が凹)になっている部分は、「増し打ち」になります。
構造的にも、古いコーキングを完全に除去することは難しいからです。
しかし、これも、ただ単に上から新しいコーキングを塗ればいいというものではなく、必要な接着面を確保するために、古いコーキングをカットしてやる必要があるわけです。
そののち、より接着面を強固にするため、プライマー剤を塗ってからコーキングを打ちます。
換気扇の排気口周り、外の電灯の電線の引き出しのためのCD菅(プラスティックの蛇腹のホースです)の周りも、コーキングされています。
朝倉
「屋外の電線を出すために 外壁に穴が開けてあるところは、 全部コーキングしてあるし、 CD菅も雨水が入らないように、 ちゃんと下向きになっているというのは、 かなりしっかりやってくれてますねぇ。」
と、新築時の工事を褒めてくださいました。
サッシの周りも、しっかりコーキングされました。
壁の白いぽちぽちは・・・
次の画像をご覧ください。
釘の頭。
朝倉
「釘を打ったところは、サイディングも、もろくなっていたみたいで、高圧洗浄の時にかなり飛んじゃったところがありまして。気になるところを塗り始めたら、ほとんど塗ることになっちゃったんですけどね。」
と、にこやかに話す。
ほとんどって・・・
まあ、大変な手間ですね。
しかし、以前にも書きましたが、釘はサイディングボードを貫通しているわけで、最悪、毛細管現象で雨水の浸入口となるわけです。